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呼吸停止

こんなことをリアルタイムで吐露するのも

人の親としてはいかがなものか、と我ながら
思うが、今日、ショッキングなことに長男
チビ助の呼吸が数年ぶりに止まった。
今にして思えば、妻の必死の努力と
状況判断で、結果としては今、ここ
自宅に無事戻って来れたのだけれど
仕事中「息、してない!」と妻が慌てながら
電話を掛けてきたときには「いよいよか」と
正直腹をくくった。
世間は明日から待望の大型ゴールデンウィーク。
しかも東京地方は久々の大雨で、道路状況は
大変どこも混雑をしていた。
そんな中、妻とチビ助は定期健診で車で一時間掛け
国立の病院まで受診に行く予定にしていたが
数日前からの息子の容態があまり芳しくなく
鼻風邪のような症状は悪化する一方。
加えてこの大雨と、妻自身もチビ太(二男)の
小学校通学準備で毎朝、学校の最寄り駅まで
付いて行き、昼の下校時間にまた迎えに出る
毎日が続き、疲労憔悴しきっていた。
そんなことで妻は「あー、今日は行きたくない」と
朝から騒ぎたてていたが、自分が先生と一ヶ月前に
自分が決めたスケジュールということもあり
私の催促に急かされたように出発の支度と
チビ助との長丁場への心積りをしていた。
週二回入る朝の訪問呼吸リハビリが終わり
妻とチビ助は大雨の中、渋滞ひどい都内へ
向かったようだが、病院へ到着する数キロ前で
息子の容態が変わっているのに気がついたらしい。
以前から病院の担当医師らには再三注意を
受けていたが、こうした重症の呼吸障害をもった、
とくに我が家のチビ助の場合には自らの危険を
「発信」する手立てがない場合、ドライバーの他に
介助者とともに通院するのが常識!と言われて
いたが、身近の身内には「あのこ(チビ助)は怖い」、
と断られ、訪問看護には「学校ならまだしも、
(外出)時間が読めない(=延長の可能性もありうる)」と
断られ、旦那の私は「何かといえば息子のことばかり」と
経営者としての資質失格と責任放棄を常に責められており
結果として「妻とチビ助」の二人だけのロングドライブ」での
通学や通院が恒常的となっていた。
「いつかこういうこともあるかも」と半分怯えつつも
止むに止まれぬ八方塞がりの中、ずっと続けてきた
我が家の暗黙の了解事項でもあった。
そして、今日もいつもと変わらず、私は仕事場へ、
そして妻とチビ助は病院へと向かった。
チビ助は鼻風邪のような症状が数日前から現れており
鼻から、口から、粘性の分泌物が常にダラダラと
流れ出ている状態にあった。
チビ助は生まれながらにして障害のため分泌物の嚥下
が全くできない。
よって24時間、吸引器という、けたたましい音で痰を
引き続ける機械に繋がれた、細長いチューブを
鼻腔や口に固定し、その粘性の痰を普通の人が
いとも簡単に、しかも無意識に飲み込んでいるように
機械の力を借りて体外に吸引し放出している。
車を運転する場合、助手席にチビ助専用の特性チャイルド
シートを固定し、そこにチビ助を寝かせ、様子を常に
確認しながら運転する。
このとき携帯用モニターを足先に括りつけ、常に
心拍数と血中酸素濃度(SPO2)を確認している。
今日はというと粘性強い痰が非常に悪さをしており
時折チビ助は車中、持続吸引を施していても、
細いチューブの吸引圧では引ききれず、痛苦しい
表情で訴えていた。
チビ助の外出の際、必ず持ち歩く大きな?携帯用
吸引器。これは低圧で持続吸引するものと違い
秒いつにあるようなハイパワーのものを私達は
チビ助の外出時に携帯する。
まるで数家族が集まるピクニックに持参する
大きな大きなランチボックスのような大きさを
肩掛けベルトで肩に食い込ませながら。
今日はその吸引器ですらなかなか引ききれない
粘度をもった強引な状況でのドライブだった。
運転しては停車ごとに状態を確認し、また出発。
高速道路にでも乗ろうものなら、入り口から出口まで
通行がスムーズな場合には確認ができないときも
しばしばあった。
そんな状況の中の、今日の降雨、渋滞のひどい
交通事情の中、どうにか止まり止まりのイライラが
解消され、あともう少しで病院到着というなか
しばらく走り、また状態確認すると寝ているような
チビ助の表情は真っ青で、呼吸状態のモニターは
瀕死寸前のレート。
急いで吸引するもほぼ窒息状況に近かったそうだ。
半ばパニックになりながら、吸引を繰り返し、呼吸を
促す妻。
妻の懸命の看護のかいあってか、どうにか息をし始めたチビ助。
そのままの状況ですぐ先の、目的の小児病院に飛び込めば
おそらくトリアージで最優先の状況で診てもらえ、そのまま
ICU送りだろう、と妻は懸念。
妻の冷静な状況判断のもと、そのままある程度状況が
沈静化するまで車中で状態観察と吸引を繰り返し、
チビ助は病院に入り受診。
病院ではその状況とまだ鎮静しかかった状況を
鑑み、処方箋発行のみで、担当医の判断のもと
そのまま帰宅することとなった。
なぜかって?
自宅にいても、病院でも、手術や投薬の変更以外は
状態観察等で、結局自宅にいても変わらないから。
ベッドも満床に近く、看護師不足の中、下手に重篤な
状況の子供を預かるより自宅で親の看護の元
処方されている薬品や、ベッド周りの機器のほうが
よっぽどその子にとって安心な環境、ということの
ようだった。
そうして、今、疲れきった妻も、チビ助も、そして
弟、チビ太もここで深く夢の世界を散策している。
この連休、再発がないようにと、ただひたすら
祈るばかりである。
今日も最後までお付き合いくださり
誠にありがとうございました。

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兄弟の春、それぞれ。。。

春。

わが世の春を謳歌する、うちのチビ太(二男)に対し
この春、ずっと調子が乗らないチビ助(長男)。
チビ助は年始、結局3学期の中学校登校は
終了式のたった1日だけでした。
まあ、本人の調子がなかなか上がらないのと
それに加え、ちび太の用事(やれ卒園に向けた
母親の集まりだとか)が連日のようにあり
チビ助の付添いで一緒に行ってやることが
できず、仕方なく自宅看護のみ、となっていた
ことも災いしておりました。
そして新年度明けた4月。
ようやく花粉症の症状も、ずっと起こってきた
発作や眼振、反り返りなども収まってきた、
と思った矢先先週より鼻風邪のような、
痰の吸引後、5分もすると鼻から、喉から
「ゴロゴロゴロゴロッ~~~~」っと
爆音とともに絡みつき、穴から噴出す分泌物。
ですから吸引しっぱなしで、介助人は
吸引ホースを握りっぱなしの状態。
昼夜問わず、ずっとなので、こちらも
二男の通学ケアと併せて披露困憊ぎみ。
いつになったらまともに通学できるやら。
頑張れ~、チビ助!
20160403_184709
(排痰を促すための伏臥位中...)

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